2016年02月20日

第11回懇話会お疲れ様でした。

環境感染学会に付随して開催した懇話会でしたが、また新たな方とご挨拶出来て光栄です。
このような機会を最大限に生かしていきたいですね(^^

環境感染では大変お世話になっているHMD先生がシンポジウムのなかでBMs-Podを紹介してくれたとのこと、以前から耳にはしていましたが、大変うれしい話です。そうやって知ってくれた方々に良いものを提供できればと思います。

しかし、ver 8.0は確かにいろんなシミュレーションができる一方、遅い(笑
実はもっと改良版があって、より使いやすくなっているものの、ちょっと事情があって今は出せない。半年のうちには何とかなるかな?

TDMは薬物動態の知識と臨床の知識をフルに活用するところである。どんな薬物治療を提供するにも、この知識はかならず臨床で生きる。フィジカルアセスメント等で臨床推論を磨くのは結構なことである。私もフィジカルアセスメントの講義や勉強を通じてバイタルサインの持つ意味を理解してきたつもりだ。しかしその最も大きな目的は患者の薬物動態を説明するための一助としてである。

どんな専門職もそうだが、専門職である以上、存在の絶対的な必要性を誇示しなければならない。そのためには他の職種に勝てる点で勝負するのが最も効率的である。最終的に患者を治療するために、とはもちろんだが、そればかりが先行して自分の絶対的な立ち位置を確保できなければ、いずれ淘汰されるであろう。薬物動態は薬剤師の絶対的な立ち位置を確保するために極めて有益、必須なものである。
posted by だっちょ at 22:50| Comment(2) | BMs-Pod | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月16日

ロジックをすっ飛ばすとドツボにはまります

TDM をやっているとソフトウェアって便利ねぇ、などの感想が出てくる一方、そこで止まってしまっている方は、残念ながら薬物動態学やTDM学を専門とするには、向いていない、というお話。
BMs-Podの作者が言うんだから、間違いないww

目の前のソフトウェアがどのような過程を経て解を得ているか、全く考えたことない人はいないと思うが、そこにたいしてどれほど考察を加えたか、話をしていると大体見えてくる。あまりコアなところまで考察を加える必要はない。

先日、こんな話が聞こえてきた

「バンコマイシンの血中濃度が上がらないんです。腹水が2L/dayも出ているから抜けている可能性もあるのかな?」

ばかなことをいうんじゃない、と思った方が大正解。
たぶんそんなことはないんじゃないか?、と思った方は、先ほど言ったような向いていない方に該当する。
少し考えればほとんど影響がないことくらいわかる。腹水2L/dayには濃縮過程は存在しない。透析患者で希釈尿が出ているようなものだ。



CRRTのバンコマイシンの投与設計が難しいという方もいるかもしれない。あまり取り扱わない方が慣れてないから難しいというならばわかるが、よく扱う方ならば、CRRT時の何が難しいのか?をきちんと把握すれば、そこまで難儀ではない。CRRT時のバンコマイシン(に限らずほかの腎排泄型薬剤もそうだが)でもっとも難しいのは、体クリアランスの残存である。CRRTからのバンコマイシンのクリアランスは論理的に説明できる。成人ではろ液速度×遊離体分率だ。そしてAKIの時にどの程度バンコマイシンのクリアランスが落ちるかさえ、患者の推移やカンファレンスなどで把握するよう努めれば、投与設計はおのずと答えが描かれる。そして、メロペネムよりもセフェピムやセフタジジムのほうが楽である。その理由は正常腎機能患者におけるトータルクリアランスに基づく。CRRT患者の投与設計の困難さが正常腎機能患者の生理機能で決まるという方程式は実に興味深い。まるでオイラーの等式のようだ(言い過ぎww)

”サンフォードにこう書いてある”、”とある論文によれば”などの話は確かに大事だが、それとロジックがどれほど違っているかを考察すれば、大した差はないことに気づく。むしろロジックからかけ離れた報告は極めて注意が必要といえる。その背景を十分に考察する必要がある。そのような背景を持つ患者と目の前の患者の適合性をも考えなければならない。



○○の投与設計がわからない → 文献検索をする、じゃなくて
○○の投与設計がわからない → 論理的に検討する → 文献検索で理屈との現実のすり合わせを行う、という癖をつけていただければ、効果的な研究も展開できる。


では、重症熱傷で、皮膚からの浸出液が14.4L/dayもある方のダプトマイシンクリアランスへの影響を考えてみる、というのも面白い。今度の懇話会で解答しちゃいましょうか(^^
posted by だっちょ at 15:03| Comment(0) | 薬物動態 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月09日

なんと第11回BMs-Pod懇話会のお知らせ

実は当初は行く予定になかった環境感染学会ですが、ひょんなことから行く気になったので、開催することにしました。

第11回 BMs-Pod懇話会

日時:平成28年2月19日(金)、20:00〜 話題が尽きるまで
場所:四条烏丸あたりの居酒屋
参加条件:TDMに対する情熱を持つ者。初心者からベテランまで
参加方法:メールでの連絡(ソフトウェア、もしくはHPに記載のメールアドレスまで。LINEや職場のアド知ってる人はもちろんそれでも良いです。)

参加を希望する方は、2/18までに、1.お名前、2.所属名、3.当日の連絡先(携帯電話番号など)についてご連絡ください。

posted by だっちょ at 21:59| Comment(0) | BMs-Pod | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月03日

日本TDM学会 第50回 セミナー

セミナーの紹介ですが、よろしければ奮ってご参加ください。

日本TDM学会第50回セミナー.pdf
posted by だっちょ at 11:05| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何かとブログ更新しづらいが

ブログを書こうと思いつつも、早1か月がたってしまった。
そんな中、いろんな案件のデッドラインが毎週のように訪れている。
さて、この難局をどうクリアすればよいのだろうか。
忙しいアピールは好きではないが、客観的に見つめなおすために書いてみる。

2/13 とあるセミナーでお話し30min
2/15-16 夜勤
2/18 ラボでの研究発表
2/20 京都行きの可能性大(まだ不明)
2/21 とある申請書の締め切り
2/22 とあるメーカーの勉強会でお話し60min
2/29 TDM学会抄録締め切り
3/5 感染研究会で症例発表30min
3/7 とある8月の国際学会の抄録締め切り
3下旬 薬学会でオーラル10min

・・・忙しいのは華だな。華麗に立ち回ろう♪
posted by だっちょ at 00:58| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする